トップインタビュー「100年企業を目指して」

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●白石社長は今後、白石製作所をどんな会社にしていきたいとお考えですか?

そうですね。持続的成長をしながら顧客満足度(CS)と従業員満足度(ES)を最大限高めて活気のある会社にしていきたいと思っています。

●具体的にどのような形で持続的成長していきたいとお考えですか?

_DSC0033会社が持続的に成長していくためには人材教育が必須条件になってきます
うちの会社では人材育成をするために多能工化を積極的に進めています。多能工化を進めると無駄な人工がなくなってきます。そこで空いた人工を社内教育の時間にあてたり社外の教育に出す時間にあてたりして人材教育を行っています。

●どのような形で顧客満足度を上げていこうとお考えですか?

ものづくりの世界ではQ(クオリティ)C(コスト)D(デリバリー)が非常に重要視されます。我々はお客様に対して常に高品質・低価格・短納期のすべてを満足させて総合的な製造コストを最小限にする事を常に心がけています。しかし、これからはそれだけでは競争に打ち勝つ事が出来なくなっているので我々は+αでソリューションを提供して顧客満足度を上げていこうと考えています。

●+αのソリューションとはいったいどういった事でしょうか?

わかりやすく言えば困りごとに答えていくということです。例えばお客様が社内に場所がなく困っているとしましょう。そういった時は我々が出来る限りの場所をあけてお客様がやりたい仕事の一部をお手伝いする。あとはいろいろな所に部品を発注するのが面倒だとします。そういった時はサブアセンブリーの図面をいただき我々がサブアセンブリーの製品にしてお客様に納める。そうする事でお客様の在庫をミニマム化する事ができますし、発注の手間もミニマム化する事が出来ます。このような形で今後、お客様のお困り事を解決していけたらなと思っております

●なるほど、従業員満足度(ES)はどのような形で上げていこうとお考えですか?

_DSC0224
従業員満足度は
1、できるだけ公平な成長機会を全員に提供する事。
2、有給休暇がとりやすい環境作りをする事。3、福利厚生を充実させる事。
この3点に力を入れて従業員満足度を上げていきたいと思います。

●具体的に説明していただけますか?

1、成長機会の提供は前述した通り社内のジョブローテーションによる多能工化と社外講座の受講を積極的に行いみんなが成長していける風土作りをしたいと思っています。その中で与えられた成長機会をしっかりといかし成果を挙げている人間には報酬面も少しずつ優遇していきたいと思っています。

2、有給休暇の取得ですがこれは有給を取るという事は自分が休んでも日常業務に支障が出ないようにしなければなりません。これもジョブローテーションを進めてみんなを多能工化でしていく事で有給が取りやすい環境作りができると考えています。

3、福利厚生の充実ですが現在、白石製作所では401kの退職金制度、東急ハーベストクラブ(リゾート施設の利用)、忘年会、新人歓迎会、社員旅行等がありますがこれらをさらに充実させていきたいと考えています。

●ご説明ありがとうございました。最後にまとめと今後の目標をお聞かせいただけますか。

持続的成長をしていくためには利益が必要でその利益を創出するためには人材教育しかないと考えています。


我々は今年初めて3カ年の中期計画を作成しました。その中で「更なる成長への挑戦」をテーマに揚げています。具体的な数値目標として売り上げ10億円 一人当たりの付加価値生産性85万円。企業体質の強化(品質向上、収益確保)お客様と従業員の両方に喜ばれ信頼される事を目標に揚げています。

この目標は今後の白石製作所の企業文化を「挑戦」と「成長」としていく事でもあります。

この3ヶ年で新しい企業文化の礎を作っていきたいと思っています。
みんなで新しい企業文化を作り活気のある会社にしていきましょう。